春一番 続き

春一番 続き01-本法寺-東京都文京区のお墓 永代供養墓 法要-

昨日は穏やかな晴天に本法寺の梅が満開でした。

しかし今日は春一番に無情にも落花があります。

→諸行無常(全ての事象は時々刻々変化している)

 

ずっと美しいままの満開の梅を眺めていたいと願いますが、しかしそれは叶わないことです。

→是生滅法(なぜなら無常が存在の法=真理だから)

 

梅が膨らみ満開となりやがて散ってゆく、その生滅の繰り返しは満開の梅をその存在の法から切り離し自分のためだけの満開の梅としてずっといてほしいと思う私にとっては苦である。

 

苦は生滅の繰り返しによってもたらされるというよりも、存在の法に疎い、私の執着によってもたらされているのである。

そう気が付けば、梅が散りゆくことにも煩わされることはない。

→消滅滅巳 涅槃寂静

 

さて、まだ境内の梅は散り始めたばかり、ゆっくりゆっくり本法寺の梅を眺めながらすっかり散ってしまう頃には、少しは仏教の大切な教え、三法印に頷くことができるでしょうか?

 

本法寺の梅はご近所の皆さんにも桃とともに愛されていて、境内に入って眺める方あり、何という種類ですか?とお問い合わせされる方ありで、ちょっと幸せ者の梅です。

小日向 本法寺サイト担当 白椿(しろつばき)